＜大幡しえり「未満警察」インタビュー＞中島健人＆平野紫耀との撮影の裏側…同期の絆を感じた瞬間も明かす

中島健人＆平野紫耀W主演「未満警察 ミッドナイトランナー」

今作は、警察学校の学生である本間快（中島）と一ノ瀬次郎（平野）、警察未満の2人が何故か難事件に巻き込まれ、仲間と刑事の力を借りながらも解決していく本格警察ドラマ。理論派と体力派の個性が真逆の2人が、お互いの足りない部分を補いながら、息もつかせぬアクションと推理力で、時にコミカル、時にシリアスに巻き込まれる事件を次々と解決し、最高のバディになっていく姿を描く。

大幡は、本間と一ノ瀬と同じ警察学校の学生・橘冬美役を演じる。さらに、刑事としての知識を授ける警察学校の教官・片野坂譲役に伊勢谷友介、片野坂の同期で現場で事件を捜査する刑事・柳田晋平役に原田泰造、主に護身術や体力育成など実技担当の助教・及川蘭子役に吉瀬美智子、柳田の相棒刑事である稲西結衣役に中村ゆりが出演しているほか、本間と一ノ瀬、冬美と同じ警察学校の学生役として、葉山奨之、竹内愛紗、傳谷英里香、阿岐之将一、小平大智も出演している。

「未満警察 ミッドナイトランナー」第9話では…（※以下、ネタバレあり）

第9話では、9年前の連続猟奇殺人“スコップ男事件”の真犯人を突き止めるため、改めて事件の模擬捜査をしようと決意した本間と一ノ瀬。スコップ男の正体を知っていて証拠も持っていた冬美は、スコップ男に会いに行こうとしていた。

それを知った本間と一ノ瀬は、警察学校を抜け出し冬美の元に駆けつけた。するとそこに、以前一ノ瀬を襲撃した砂岡（山根和馬）ら謎の男たちが再び姿を現す。3人は追われる身となり必死で逃げるが、廃ビル内で追い詰められ、本間がおとりになることに。

その隙にビルから脱出しようとする一ノ瀬と冬美。ところが何者かに「待てよ！」と呼び止められる。2人の前に現れたのは、不穏な言動を繰り返す柳田（原田泰造）だった。そしてラストには、真犯人の映像が映っている携帯電話を持っていた冬美が警察に保護されるというストーリーが繰り広げられた。

大幡しえり、中島健人＆平野紫耀と3人で逃げ回るシーンを振り返る

― 冬美が警察に保護されるという驚きの展開で第9話が終わるんですね！

大幡：スコップ男の犯人の顔が映っている映像を持っていることを告白して、警察に保護されてしまったところで、第9話は終わりました。平野さん演じる一ノ瀬に携帯を託したのですが、一体誰が犯人なのかわからない展開で、私も台本を読んだとき、気になる展開だなと思いました。

― そんな第9話では、中島さんと平野さんと3人で走りながら逃げ回っているシーンが見どころでしたね。

大幡：ずっと携帯を持って、ハアハア言っていました。先日撮影したばかりなのですが、炎天下の中、猛ダッシュをしていました（笑）。最後に抗って刑事から拳銃を取るんですけど、冬美の感情が1番高ぶっているところだと思います。

― 中島さんと平野さんとの撮影はいかがでしたか？

大幡：今まではずっと同期で話しているシーンが多かったので、3人での芝居は初めてでした。2人と冬美との距離感を見せられるのは、新鮮だなと思いながら撮影をしていました。

― アクションもあったそうで…

大幡：冬美が足をくじいちゃったりするので、支えられながら逃げたり、冬美が2人を逃すために、ちょっとだけアクションをします。2人よりは全然アクションしていないのですが、冬美が1番活躍した回になっていると思います。

― ちなみに台本を読んで、スコップ男の真犯人を知ったときはどう思いましたか？

大幡：まさかこの人だったのか…って思いました（笑）。犯人の気持ちを考えると、複雑な感情になりましたね。

大幡しえり、中島健人＆平野紫耀の“スゴイ一面”・同期の絆を感じた瞬間を明かす

― W主演の中島さんと平野さんは現場ではどういう方ですか？

大幡：中島さんは、いろんな方の細かい部分に気づいてくださるんです。「7話のラストシーンの表情とか、すごく良かったね」「こういうとき、どういう気持ちで臨んでいるの？」などと聞いてくださるので、私もシーン終わりに「どうでしたか？」とすごく聞きやすいんです。親身に話を聞いてくださるので、お芝居の先輩であり、頼りになる“兄貴”って感じです（笑）

平野さんは現場のムードメーカーです。テレビで拝見していたままの方だなって、それくらい現場を明るくしてくれる、いるだけでパッと明るくなります。暑かったりと、厳しい撮影状況が続いても、スタッフさんが笑顔になっちゃうような言動があって、すごく和みます。

― 近くにいたからこそ感じられた、中島さんと平野さんの“スゴイ”一面はありますか？

大幡：すごく多忙な2人じゃないですか。それでもセリフもバッチリだし、空き時間には芝居について話し合っていたりなど、現場では常に“快くんと次郎ちゃん”なんです。役としても最高のバディですが、中島さんと平野さんという組み合わせ自体が最高のバディなんだなって感じました。9話と最終回では、2人と同じシーンを撮影することが多かったので、2人で1つの座長なんだなと思いながら、どんな風に現場にいるのかも見ていました。

― 2人とご一緒して、演技面で学んだことや刺激を受けたことはありますか？

大幡：それこそ、3人で芝居をした9話のシーンでは、冬美が足をくじいちゃって、行動範囲が狭くなっている中、一緒にどう動いたらいいのかを、自分の芝居も考えなくちゃいけないのに、考えてくださって。リハーサルとかで戸惑っていたんですけど、相談なしにスッとフォローしてくださいました。お芝居がやりやすい状態にしてくださって、すごく勉強になりました。

― 全話通しても、やはりその9話のシーンの撮影が大変でしたか？

大幡：最終回でも3人のシーンがあって、そこが1番大変でした。そこは見てからのお楽しみにしていただけたらと思います。

― 同期の絆を感じた瞬間はありましたか？

大幡：さやかちゃん（竹内愛紗）が退学するので、途中まででしたが、初回から食堂でのシーンはすぐに馴染んで、チームワークが出来上がっていましたね。スコップ男の事件を模擬捜査しているときは、どう動いたらいいのか、ここで自分たちはなにを伝えればいいのか、段取りから話し合えて、すごくいいチーム感を感じられた撮影になりました。

― 今回は新型コロナウイルスの影響で撮影が一時中断しましたが、その間同期メンバーで連絡を取り合ったりしましたか？

大幡：みんなであつ森（あつまれ どうぶつの森）の話をしていました（笑）。中島さんと平野さんは入っていなかったのですが、6人でフレンドになったり、誰かがインスタライブをやっていたらコメントしたり、自粛期間中は結構連絡を取っていました。

大幡しえり、最終回に向けてのメッセージ

― では、最終回に向けての見どころをお願いします！

大幡：先程も話しましたが、最終回も中島さんと平野さんとの3人のシーンがあります。その撮影が個人的には1番大変だったので、そのシーンを是非見ていただけたらと思います！

― ありがとうございました。

次回のインタビューは、「未満警察」最終回放送後に配信予定。終わった今だからこそ明かせる裏話をたっぷりと語ってくれた。（modelpress編集部）

大幡しえり（おおはたしえり）プロフィール

生年月日：1998年11月5日
出身：埼玉県
身長：161cm
血液型：B型
好きなスポーツ：テニス
好きな食べ物：オムライス
Instagram：@shieri_ohata_

2017年3月公開の映画「ひるなかの流星」で女優デビュー。2018年度の東映・テレビ朝日「仮面ライダージオウ」にヒロイン役で抜擢され、注目の的に。その後も、「ホームルーム」（MBS）、「未満警察 ミッドナイトランナー」（日本テレビ）などの話題作に出演。女優だけでなく、現在はフジテレビ系朝の情報番組「めざましテレビ」イマドキガールも務めている。