渡嘉敷 元ジャニーズJrの兄・健さんを追って「私もやる!」

[ 2016年4月27日 12:30 ]

兄・健さんと七五三の撮影に写る渡嘉敷(提供写真JX-ENEOS)

「カウントダウンリオ」バスケットボール女子・渡嘉敷来夢(3)

 渡嘉敷は元ジャニーズJr.だった2歳年上の兄、健さんとの勝負にこだわってきた。

 小学校入学前、兄が通うスポーツクラブのスタッフに「兄と同じクラスで一緒にやりたい」と直談判。すると「これができたらいいよ」と運動テストを出され“飛び級合格”した。その後は極真空手と野球を始めるが、いずれも母親が「男の子だから兄にやらせる」と言っていたのに「私もやる!」と言って半ば強引に始めた。「兄より絶対褒められるんだ。いつもそう思ってやっていた」。気付いた時、全ての習い事が兄よりも長続きしていた。小6で走り高跳びの全国大会に出場し、はさみ跳びで1メートル38を記録して優勝した。バスケットボールも、兄を追うようにして中学で初めてコートに足を踏み入れた。

 身長は中学3年間で15センチ伸びて卒業時は1メートル85。「ご飯より睡眠」を優先。米国人の祖父、1メートル96の父から“ハイブリッドパワー”をしっかりと受け継いだ。「たくましい」という意味から通称“タク”。体重は恐らく、そこまでないと思われるが「普通は軽く見せたいと思うんでしょうけど、私は強く見せたい。85キロって書いておいてください」と言い張る。兄を超え、自分を超え、目指すは世界。童心を持つ24歳の勢いはこれからもノンストップだ。

続きを表示

「大坂なおみ」特集記事

「羽生結弦」特集記事

2016年4月27日のニュース